恋するドラゴンの気持ちが伝わるのはいつの日か

かつて最強にして最凶のドラゴンだった少女と未知のものを恐れ、未知の物を探求することにしか、興味を示さない男の奇妙な共同生活が描かれています。
主人公の一人・ウィルナーはドラゴンを研究することに熱中しており、研究さえしてれば、幸せという超変人。
もう一人の主人公であるジーナは今でこそ、少女の姿をしているもののかつて世界を脅かした凶悪なドラゴンだった存在。
ウィルナーはジーナがドラゴンだから、研究材料として興味を示しているのに対し、ジーナはツンデレというよりツンツン気味な態度しか取れないもののなぜか、ウィルナーに恋をしている様子。
この二人のどこか、擦れ違っているようなのにたまに意気投合したりもするという適度な距離感が物語をどんどん読み進めたくなってくるように感じます。

どことなく、ラブコメ的な要素ばかりを推してしまいましたがドラゴンという存在に関して、設定が深く考えられている作品でもあるのでドラゴン好きな方にもおすすめです!

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