『筆致は物語を超えるか』企画フルコンプリートの最高傑作📷
- ★★★ Excellent!!!
いや〜、凄い作品もあったものですね。
ただでさえ難しいとされる今回の企画に合わせただけではなくて、過去の企画の登場人物たちが、それぞれ重要な役割を担って再登場している訳ですから。
えーきち先生の『明日の黒板』と『海が太陽のきらり』の第一弾(『おっぱいきらり』の名称で知られております)を、先に拝読しておくと、より一層お楽しみ頂けます。
もちろん、単独作品としても現時点での最高クラスの一作と申し上げておきましょう(筆者の主観による)。
えーきち先生作品の魅力は、目の前で語りかけられているかのような、文章運びですね。これは、他の方ではあまり感じない。
あと視点人物が固定しているので、より物語に入り込みやすいです。私は大きく感情移入をして読むタイプなので、主人公にシンクロ出来て良いです。
今回の『葉桜』企画作品は、どれも素晴らしくて傑作揃いですが、本作はその中でも存在感を示しております。
2020年現在の将棋界でたとえるなら、『トップ棋士の中でも、渡辺明三冠と豊島将之竜王名人は頭ひとつ抜けてるよね』という感じ?
天晴にございます☀