長編へのエチュードとは思えない1000文字で表される美しさ!
- ★★★ Excellent!!!
本作は、長編にしようというものではないと思います。
ただ、拝読していて、直ぐに長編への階(きざはし)となるものを含めていると感じとられました。
一つ一つの言の葉を紡ぐ作者様の腕と心がきらりと光った1000文字丁度の短編です。
内容は、連弾譜とタイトルにあります。
おそらくは、ピアノの師弟のものと思われます。
どこかで獅子が現れたような気迫さえ感じました。
最初から最後まで、美しい曲は止まることを知らずに流れて行きます。
是非、この調べを聴きに、いえ、読みにいらしてください。