長編へのエチュードとは思えない1000文字で表される美しさ!

本作は、長編にしようというものではないと思います。

ただ、拝読していて、直ぐに長編への階(きざはし)となるものを含めていると感じとられました。

一つ一つの言の葉を紡ぐ作者様の腕と心がきらりと光った1000文字丁度の短編です。

内容は、連弾譜とタイトルにあります。

おそらくは、ピアノの師弟のものと思われます。

どこかで獅子が現れたような気迫さえ感じました。

最初から最後まで、美しい曲は止まることを知らずに流れて行きます。

是非、この調べを聴きに、いえ、読みにいらしてください。

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