朝を待つのか、朝はむかえるのか。私は非凡に悩みたい。

家族の肖像を描いているようでした。

有名な絵画『夜警』、これは肖像画を頼んだのにドラマチックな絵画になったそうです。

こちらの家では、平凡なようですこしカタイ感じもある暮らしをしており、後にトラブルがあり、すれ違ってしまったのです。

小技をきかせたというよりも、技巧ではなく心の音で崩れたハーモニーを元に戻したい気持ちが伝わります。

センシティブな内容は、本当に生きている人間ならどうなのかと、私の個人的な見解では、絵の向こう側のようでした。

しかしながら、小説に命を吹き込む秀逸な本作です。

是非、ご一読ください。