★★★ Excellent!!! 他人が消失した街でデートする二人を繋ぐものは? 高野ザンク 物語を読み始めた時、 イチリヅカには“僕”がいて良かったと思う。 個性を、ちゃんと個性として認めるのは簡単そうで難しい。 他人と違っているというのは、良しにつけ悪しきにつけ、当人にとっては悩みの種(時にはもっとひどい感情)を抱えることになるのだろう。 誰もいない街で二人きりになった時、お互いが感じるものは、外見の個性よりも内面の個性に変わる。 物語を読み終わった今、 “僕”にはイチリヅカがいて良かったと思う。 レビューいいね! 1 2020年5月5日 22:51