春夏秋冬恋物語

作者 聖願心理

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★★★ Excellent!!!

初めまして。深愛言葉(しんあいことは)と申します。
アナタ様の短編小説『春夏秋冬恋物語』4編総て、愉しく読ませて頂きました。
私なりの『春』『夏』『秋』『冬』其々の感想を記述させて戴きますね。
『春』。
此れは切ないですね。エンディングでは互いに『両想い』だったことが判明する訳ですが、非情な神様の悪戯でしょうか、二人が結ばれる事は有りませんでした。救いの無い物語ですが、サブタイトルにも在ります通り『会えないはエモい』ですね。
『春』は始まりの季節であり、別れの季節です。不運にも巡り合わせの悪かった二人の『将来と前途』が明るいものでありますよう、深き祈りを込めて私の感想とさせて頂きます。
『夏』。
これは正に『青春物語』ですね。相手の重荷になりたく無いと、連絡したくとも連絡出来無い主人公の『青葉』の気持ちが痛い程に伝わって来ました。
この二人はお互いにお互いを『特別な相手』として視ているのでしょうね。他の誰かでは決して埋められない、『深い絆』が青葉と夏彦からは感じられました。
『そっか。そう呟いて、夏の星を見る。夏の大三角を形成する星々が丁度見えた。ベガ、デネブ、アルタイル』。
ロマンチックですね。作者である『聖願心理様』の『繊細で素敵な人柄』が、垣間見えたような心地がしました。
『秋』。
この作品は非常に完成度(クオリティ)が高いですね。言わずもがな、どの作品も粒揃いですが。
総文字数『2505』の短編小説とは到底思えない程の『密度』と『感慨深さ』が、この労作には在る様に感じられました。
『素晴らしい』。この一言に尽きます。
汎用性の高い表現ですが、主人公の『紅』も『秋斗』も、『優しい性格』を持っていますよね。
小説と云うのは、作者の『人生経験』や『生まれ持った性質』がそのまま『文章』や『言葉』に表れて来るものだと私は思っています。
十中八九、作者の聖願心理様は、紅や秋斗… 続きを読む

★★★ Excellent!!!

季節ごとの「会えない」を描く短編集。ときにビターに、ときに甘く。そのどれもが後を引く切なさをまとっている。

勝手な想像だけど、春は桜の塩漬け入りのホワイトチョコレートかなぁ、とか。夏は柑橘で甘酸っぱくしてほしいし、秋はビターにプラリネを入れて、冬は思い切り苦いブラックチョコレートをホワイトチョコレートで優しく包んだ感じ……。

珠玉の恋物語。お好きなところから召し上がれ。