可愛くて小さな努力家

正直最初に読んだ時
本好きのマインを思い出させられました。
何かを作ろうとしていて、自分にちゃんとした目標があって、たとえ異世界まで漂流したとしても、その目標を失うことなく努力し続けています。すごく立派で鮮明なキャラ設定でした。
物語のテンポもぼのぼののタグに相応しく、すごく気軽に心地よく読むことが出来ました。「なの」も可愛いですね。
今は60話あたりまで読んでいますが、
中盤からの展開が少しあやうやになってしまい、物語の描写について少々力不足なのではないかと思います。
そのあとはだんだん読み疲れてしまって、ここでテンションを引き寄せるものがあって欲しかったのです。
シリアスにならなくても、主人公が重大な発表する時の覚悟、周りの反応、特に心理描写や細かい動きに関する描写が欠けているのではないかと思うんですが。このままだと学生日記みたいに、読ませるものではなく、記録物になってしまうのですね。
物語の展開の参考になるものといえば、今ピンと来るのがメルクストーリアですね。その良さを添えつけることが出来れば一層面白くなるかと。
心理描写については駆け引きのシーンが多い文章を読まれてはいかがでしょうか。
色んな意見を言わせて頂いて恐れ入りますが、この物語に出会えて感謝致します。

ちなみに最近読んだものの中では1番いいかもしれません。星3致します。