勇者と呼ばれた純粋な少年の物語
- ★★★ Excellent!!!
四大魔王の討伐という期待、それは大きな、とても大きな重しを……小さき背中に背負って、勇者アスタは旅立つ。
そして……何故か四大魔王ではなく、久遠の時に生きる太古の魔王と呼ばれる魔女、エーデルワイスの元へとその足がむ向かう……。
物語はそこから始まり、エーデルワイスという女性にして魔王として呼ばれる存在の謎。
勇者アスタを切り捨てる事を躊躇しない王族への謎。
小さき背中を親心にて見守る女騎士団長。
まだ、物語は始まったばかり。
雨音先生のセンス光る技名に情景・心理描写は間違いなくピカイチ。
ファンタジー小説とは何なのかを、今一度ご堪能したい読者様へオススメの一作です!