勇者と呼ばれた純粋な少年の物語

四大魔王の討伐という期待、それは大きな、とても大きな重しを……小さき背中に背負って、勇者アスタは旅立つ。

そして……何故か四大魔王ではなく、久遠の時に生きる太古の魔王と呼ばれる魔女、エーデルワイスの元へとその足がむ向かう……。

物語はそこから始まり、エーデルワイスという女性にして魔王として呼ばれる存在の謎。

勇者アスタを切り捨てる事を躊躇しない王族への謎。

小さき背中を親心にて見守る女騎士団長。

まだ、物語は始まったばかり。

雨音先生のセンス光る技名に情景・心理描写は間違いなくピカイチ。

ファンタジー小説とは何なのかを、今一度ご堪能したい読者様へオススメの一作です!