概要
コロナ禍。こんなときだからこそ。
花粉症の診察のためにおとずれた病院で、コウタは不思議な男にあった。
それは大空に向かって両手を掲げて、あたりを練り歩くヘンナヒト。
彼は一体何者なのか――。
2016年の個人企画で書いた掌編になります。
こんな時期だからこそ、世界に優しさを。
それは大空に向かって両手を掲げて、あたりを練り歩くヘンナヒト。
彼は一体何者なのか――。
2016年の個人企画で書いた掌編になります。
こんな時期だからこそ、世界に優しさを。
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おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!7月の雨、ダイヤになるから……
レビュアーの好きな曲にLindbergが1993年に発表したアルバムに収録された『July Blue Rain』というのがあります。とにかく詞がキュンキュンする。いつも屋上で虹が出るまで屋上で雨を眺めてた男、そして彼を慕う女の子。しかし男は『虹を探しに行く』と言って彼女の前から姿を消します。女の子は告白もできないままその屋上で雨を眺め続け、彼が帰るのを待ち続ける……、と言う歌詞です。この物語を一読してまず思い浮かべたのは正にこの『July Blue Rain』でした。
雨の中天に腕をかざす男。そのかわいらしく優しい理由。そして受け継がれるやさしさの連鎖。
『July Blue Rain…続きを読む