流水がごときファンタジーの精髄

本作は複数ある「ギュスタヴ・サーガ」の内の一作であり、全体的にはコンパクトにまとまってスラスラと読めますが、その内容の奥深さ、描写の巧みさからくる緊迫感などは、まさにハイ・ファンタジー作品の正道を往くように思えました。
この作品は短いというよりは短くしている、描写が少ないというよりは引いているのだと思われます。一気に一作読めますのでぜひお薦めです。

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