主人公と愉快な仲間たちの痛快ギャグコメディ冒険譚

 見失っていた本作を再び見つけたときは、すごく嬉しかったです。

「現地人」系異世界ファンタジーです。
 生業として冒険者になろうという少年が、いわゆる冒険者ギルドでのトラブル(追放劇)に首をつっこんだことから始まる冒険・旅物語です。お勧めします。笑えます。
 以下箇条書きで紹介します。

●キャラクターが良い。
 作品タイトルの「ちょっと」というのは、もちろん?ツッコミどころで、「すごく」なのです。

●文体が良い。
 ときどきキャラクターにツッコむ地の文さんが好きです。

●ディスコミュニケーションが良い。
 勘違い、鈍感具合などが良い。読み手からすればパーフェクト・コミュニケーション。

●冒険の様(さま)、ストーリー展開も良い。
 読んで確かめて下さい。シリアスさんもコツコツと働いています。

●バトル描写が良い。
 シンプルさ、イメージがうかぶところが良い。格好良い。

●つまり笑えて面白い。
 笑える冒険ファンタジーをお求めの方、ぜひどうぞ。エルフ語も習得できますので、たいへんお得です。

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