よく練られた設定とバトル描写に脱帽。

「紋章」と呼ばれる異能の設定がとにかく面白い。
実在の人物、神話の登場人物等、既に広く知られている「キャラクター」を使うのは全ての説明を省略できるぶん、独自性が少なくなる両刃の剣だと思います。読ませていただいた最新話までワクワク感を保ったまま読み進めることが出来たので、キャラクター以外の設定との絡みも含めて「成功」した作品なのだなあと感心しました。

「幻想種(想像上の存在)」が「実在」しているモヤモヤ感を抱いたなら、おそらく、既に作者の手の平に乗っています。スッキリするまで読むことをおススメします。

ただ、ネットスラングやそれに近い言葉が所々出てくるので、その雰囲気が苦手な方はちょっとだけ注意が必要かもしれません。

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