おそろい
ゆーちゃ
おそろい
昨日、失恋した。
何もかもが空っぽで、それでも一人は怖くて真っ赤な目で登校した。
慰めて欲しいのに俯いて。
人目を避けるように歩く。
始まりのチャイムが鳴っても教室へは入れずに、校庭の片隅に佇むうさぎ小屋へ向かった。
お揃いの目。
少しだけここにいてあげる。
「一緒にいれば寂しくないでしょ?」
おそろい ゆーちゃ @yuucha_siren
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます