第5話 魔法陣と地形


『羅城門』


 呪いの人形は全国に点在する。『あの物語』羅城門の現象は全国に有ったと言う事だろう。


 トライアングルはこれにて一つ、完成する。


 人魚は、存在するのは伝説の中。海との伝説も多いが、圧力を思わせる物も存在する。「うらめしや」の語源に浦島太郎を考えるのは事の他、やりすぎでは無い。訛りも地方訛りも正しくはあり、様々な可能性が推測される。

 方言、放言、方便までおぞましい物は、嘘で包み隠される。

 当時は「神通力と呼べるほどの現象」だっただろう。


 死体を使う者が、どれほど怖いか解っていただけただろう。こう、説明したくなる。「うらみがましい」何て多いにあり得る。


 最も怖く、スペクタクルなのは『小野小町』歴史ミステリーの問題を解くのは、強烈に難しい。

 墓標が日本全国に点在する。

 製作は意味も無く歌は金の接点が不遇だろうから、理由が魔法の事由しか無い。恋の呪いは凄まじい。しかし、私が小町の可能性が地味ながら有ると少々、ロマンが有って良い。

 接点は無いは例として挙げれば、結論から言おう。

「コトバに気を付けなさい」

 後鳥羽はコトバ。この様に舌が回らずロレツが失敗し言葉の意で扱われる。

 歌は当時は盛んだ。失敬にも失脚にも扱われ、揶揄の噂の対象になっただろう。心痛も同じ。歌の読み間違い。梅の花を当時は見ただろう。死者の、苦は想像を絶するに違い無い。

 桜の色の淡い色を超える天界の桃を思わせる強烈にセンセーショナルな色、梅の花を喩える鮮やかな、ゆったりとしたそれでいて本気の空間ではあったと、思われる。


 隠語のパターンだ。


 教訓に変えて有り難がる姿は、供養にも繋がると伝承は捉えやすい。考えやすい方を普通、人間はインプットする。

 天皇が怨霊として出たならば、死者も出たと言われる。言葉通りの不自然な死に、うろたえる様はその様に覆い被せてしまう。自然は少し違う。

 

 自分の成果として供養される様を見て落ち着く方が良いと判断する。何故なら何度もトライし、判断が正しいからだ。


「死刑が当時無くとも有用な手段は見せしめ。蹴鞠は、髑髏されこうべを使い」京都弁が当時も同じならば、この様に聞こえてくる。

 人間は疑心暗鬼でここまで考える。当事者という言葉が当時あるか?答えは、これだ。死者の意識があるのならば、高貴な魂ほどこう思う。

 普通は、おこるならこう、嘘の上書きに思う。

戯言ザレゴトめ」

 圧力の上、更新される。

 

 正しく祀られている所に、覆い被せた嘘偽りでは無い。

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