ガイド付きの選択肢という不思議で底の見えない能力

 五話まで読みました。

 選択肢を選んでいくという設定は、昔のどっちを選んでも基本的にひどい目に合うアニメ化もされた某ラブコメやギャルゲーの選択肢を想起させます。しかし、この作品の独特なところは、選択肢に色がついていて、主人公の判断基準になっているというところです。非常に面白い設定だと思います。ただ主人公が死にたくなければ実質一択みたいな選択肢が現状多く、むしろ危機や重要な分岐であることを伝える能力、最善の方策を示す能力になっているような気もします。最善と言ってしまうと、他にもっと良い方策があるのに、選択肢によってそれを選べなくなっているという可能性もありますが。また選択肢を選ぶ際に時間が完全に停止しているわけではなさそうなことも今後活きてくるのでしょう。

 能力の詳細や出会った女性たちの正体、異世界の宗教など、先が気になる面白い作品だと思います。

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