いい言葉だ、少年!

なるほど、そう来たか! タイトルからして、一癖も二癖もあることは想像していましたが、なるほど、本当のヒーローは彼だったのか……。

よくある戦隊モノ要素を取り入れつつ、緻密かつ端的に描き込まれた人物描写は流石という外ありません。かっこいいぞ、あいつ!

惜しむらくは、どうしても『4000文字以内』という縛りがあったことです。
日常描写に対して、アクションシーンが少しだけ寂しいというか。
いや、この物語において、アクションは特に求められるものではないのですけれど、まあそういう偏った見方をする困った読者もいる、ということは言えるかと(汗)

それでも、ふとした挙動で、必要最低限度の情報を集約・伝達する手腕は、毎度のことながら感銘を受けます。主人公&両親の、軽さとリアリティのある描写は圧巻ともいえます。

掌編好きな方、読み逃すまじ!

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