無駄のない語り口に惚れ惚れする

無駄のない、緊密な構成のSF短編です。

アルバムをめくるようにしてある女性の半生を追っていくのですが、断片的でありながら個々のエピソードが生き生きとしており、さらに、それをあえて外部から描くという視点の設定が大きな効果をあげています。

まさに小説巧者の仕事と言えるでしょう。