Uターンライフ

作者 五木友人

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★★★ Excellent!!!

 「若い内の苦労は買ってでもするべき」という言葉がある。この作品はその言葉に一石を投じた作品である。田舎に嫌気がさして、東京の大学を受けまくり、ついに合格を勝ち取ったはいいものの、金欠の為、学業よりもバイトに明け暮れる日々を送る。
 今年は就活生。東京の企業で働くため、面接を何度も受けるが挫折。仲間と酒を飲んでいたときに、スマホが鳴った。それは資金援助も求めることさえできないほどの、田舎の母親からの電話だった。
 
 その電話の内容は衝撃的なもので……。

 前のめりに人生を送り、後悔を重ねつくした主人公の選択とは?

 是非、御一読下さい。

★★★ Excellent!!!

メッセージ性はとても奥の深いものに関わらず、洗練され選び抜かれた言葉、文字なので決して無駄のない文章には驚き、尊敬の念、圧倒される読書後の感覚を覚えずにはいられません。
今作の作者様である五木様は書籍化されたプロ作家さんらしいですが、「やっぱりレベルが違うなぁ」と思わずにはいられないのも外せません。
書き手の人は、勉強がてらに読むのもアリですし、読者として楽しむのもアリですね!

是非、皆様も読んでみて、人生の別れ道、選択について考えてみることをオススメさせていただきます。

★★★ Excellent!!!

田舎が嫌で都会に出たくなるのってすごくわかります。
ちょっとしたきっかけで田舎に戻ってきた人も知ってます。
人生に選択はいくつもあって意識しているかしていないかの差はあれど何らかの選択をして人は生きているのです。
前のめりに真っ直ぐ生きているつもりでも選択によってはいつの間にかUターンをしているかもしれない。
そんなことを思わせる一作でした。

★★★ Excellent!!!


 若い頃の熱は時に人を動かす。この物語の主人公はその熱により前へ進んできた。

 しかし、人生は理想どおりに行かないことこそが通常……当然、荒波も起こる。

 そんな主人公が自分の生き方に迷った時、転機が訪れる。私はこの時こそが主人公のこれまでの人生に意味が生まれたと考えます。
 必死に走り続けたからこそ何が幸せなのかを見付けられた……そう感じずには居られません。


 果たせぬ夢があっても人生は続く。しかし、最後に幸せだったと笑える生き方をしたいですね。