すべての"出戻り社員"さんへ贈る応援歌

ちょっといい感じの会社員二名による会話がメインのお仕事小説。
作者さん本人としては、キャラ同士の交歓風景というつもりで
書かれたのかも知れませんが、それはもちろん世の中すべての
働く人々にあてたメッセージとも読めるわけで、
作中の"Uターン"を熱く語るくだりは、
いわゆる「出戻り社員」さんはもちろん、
それ以外の方々にも、力強く響くことでしょう。
進歩がない、などとちょっと自分を卑下したくなった時に、
そっとだけ肩を押してくれる、素敵な短編ですね。