一人の少年が妹を取り戻すために……という王道の始まり方で、非常に入りこみやすいハイファンタジー作品です。
この作品は魅力的な人物が多く出てきます。
主人公は少年漫画のような真っすぐな性格をしていますし、魅力のある主人公に魅力のある脇役が絡まってストーリーが進みます。
読んでいくにつれ『推しキャラ』が出来ることになるのではないでしょうか。
また、この作者さんの作品に共通する特徴ですが、TRPGに精通する作者さんらしく壮大かつ緻密な設定があります。見えにくい部分でも手抜きが無く、作品から感じられる熱量がすごいです。
サラッと読んでも楽しいとは思いますが、じっくり読めばさらに楽しめることでしょう。
ここにある多くのレビューが物語るように、本作品は確実に面白いのです。
皆さんのレビューを読み、うんうんと頷くことばかりです。
もう私の述べたいことは、皆書かれております。
そこで少し毛色を変えまして、アロカシス様の登場する「第二ノ鍵」を中心にご紹介したいと思います。
そこのあなたっ、淡い恋心に飢えてはおりませんか? 私は飢えております。
そこでこの「第二ノ鍵」でございます。
まだ恋心かもどうか分からぬ、甘いムズムズする心の触れ合いが、ここに溢れております。
そしてそこのあなたっ、美少年の成長する過程を、じっくりと堪能したくはありませんか?
様々な試練に立ち向かい、それでも前へ進もうとする強い意志を感じたくありませんか?
気高い少年の心がここにあります。
そこのあなたっ、青く艶やかな色香を放つ、半人半魚のお姉さんに会いたくありませんか?
ここでウットリできます。
神々に翻弄される、少年少女の成長譚に浸れっ!
しっかり読書をしようと思った時、こちらの作品がおすすめです。チートやハーレムなど、そういったものは出てきません。
いわゆる王道をいくファンタジー小説です。
もうね、登場人物が魅力的なの!
主人公セス。囚われた妹を救うため、仲間と共に魔将軍という脅威と戦いますが、実は……。
ヒロインのルシア。彼女には兄がいますが、こちらも実は……。
なんて、多くを語るとネタバレになってしまいますね。
登場人物の一人一人にしっかりとした設定があり、それが物語できちんと活かされています。
他にも森で出会ったシャル、不死の体を持つデューク。
竜の化身オルウィと魅力溢れる登場人物の数々。
重厚なファンタジーが好きな人なら、絶対にはまる作品です!
読むべし!!!!
王道ファンタジーらしく主人公は最初は何も知りません。
しかし、物語が進むにつれ愛する者を奪われ、強大な敵と対峙し、多くの仲間と出会い成長していきます。
描写が丁寧なのでとても読みやすく、王道ファンタジーが好きな人はとても楽しめる作品です!
王道ファンタジー好きでなくとも、純粋にファンタジー作品として楽しめると思います。
また、作者さんが物語の世界地図や登場キャラクターのイラストも準備してくれているのでイメージもつきやすく、字だけではちょっと……と敬遠される方にも優しい作品です。
現在は第二章が始まったばかりですので、これから物語はまだまだ続くと思います。興味のある方は是非とも読んでみて下さい。
炎の熱さ、火の海……。
謎の気になるプロローグから物語が動き始める今作品。
主人公の見習い騎士、少年のセステュを中心に魔法や戦闘シーンに、モフ要素あり!?の展開に、読者は思わず二度も振り返りたくなりそうな、そんな細かな描写に驚くことでしょう。
細かな設定や物語の内容は、ネタバレなので語らないですが数々の出会いがどういう物語をこれから紡いでいくのか、期待が膨らむ人がどんどん増えるのは間違いないです!
異世界ファンタジーが大好物な方、それにモフ要素も加わったら最強なのでは!?
どんどん想像が膨らむ展開にワクワクが止まりません。
ぜひ、ご覧下さい!!
ある日、妹の頼みで故郷を目指し、深い森に入った兄妹。そこで狼の群れに出会ってしまった二人ははぐれ、その別れが二人に課せられた大きな運命の始まりとなります。
騎士見習いのセス、攫われてしまった妹リュナ、彼女を助けてくれた不死の剣士デュークに、森に馴染んだ少年シャル。翼持つ少女に、多くの謎を抱えた竜、そして魔王。読み進むにつれて、圧倒的な王道ファンタジーの世界が広がります。
けれど、この物語に登場する魔王は、他の物語の魔王とは少し様子が異なります。なぜ彼が魔王と呼ばれるようになったのか。かつて魔王と共に戦った英雄の盟友ウィルダウと、セスにまつわる秘密とは。
歴史物語であり、群像劇でもあり、けれど、最後まで読み終えたときに感じたのは、とてもシンプルな「誰かを大切に想い、救いたい」という愛の物語でもあったのかな、と感じました。
愛と一口にいっても男女のそれもあれば家族愛、友愛など、その形はさまざまなのですが……。
そうして緻密に作り込まれた世界観は、ともすれば硬くなりがちですが、若者たちの甘酸っぱい恋の様子や、ちょっと大人の恋愛模様もあり、ハイ・ファンタジーだけでなく、笑って泣ける、物語が好きな方すべてにおすすめの一作です。
第一章読了時点でのレビューです。
RPGを思わせる緻密な世界観や設定と、かっこいい召喚魔法、謎めいたレジェンドサーガ(伝承)など、大人も子供も憧れた世界がここにはあります。
この物語の世界観の素晴らしさは皆さんレビューで書かれていますので、本レビューでは魅力的な登場人物について記載させていただこうかなと思います。
まず主人公セス。彼の運命に立ち向かう熱い心とヒロインに恋する少年らしさは、まさに王道の主人公!
可憐だが芯の強いヒロインのアルテーシアや、皆のまとめ役である大人の男性デューク(素敵!)、やんちゃなムードメーカーのシャルなど個性豊かなメンバーが揃っております。
物語の途中で、天空人のレーチェルや上級竜族のクォームなど別の目的を持った味方もパーティーに加わりますが、それぞれ使える武器や魔法が違うのでバトルシーンが大変に面白いです。
一見登場人物が多いように思えますが、皆個性的でキャラクターがしっかりと立っており、また途中途中でキャラクターが(物語の邪魔をすることなく)人間関係や目的をまとめて話してくれるように作者が誘導してくれるので混乱することはありません。
また、魔王軍にも5人の魔将軍がいますが、こちらもそれぞれかっこいい!
敵側のキャラクターではありますが、ただの敵と侮るなかれ。
彼らにもしっかりと目的や人格があり、大変魅力的に描かれています。
第一章終了時点では、パーティーが分断し、別行動になります。
注目は魔王軍に残されてしまったヒロインアルテーシアの動向!
魔王とも繋がりのある彼女がどうなっていくのか、続きも期待しかありません。
世界観や設定が相当細かく練ってありますので、ファンタジー好きな方はぜひともご一読いただきたい名作です!