夏の呉羽

いま連載している『海の雷鳥』に出てくる琳音の小さい頃を書いた短編小説です。
教師の柚木藍が幼い頃に経験した初恋を、琳音に語るというものです。
富山の町にある城跡で出会った幼い藍と呉羽という名前の少女。2人は幼い頃から仲良しで、その仲はずっと続くものだと思っていました。
ですが、藍の入学した学校には呉羽がおらず、ガッカリした藍。そのまま3年半の月日が流れ、2人は夏の夕方、城跡で再会しますが……。
続きは読んでのお楽しみです。