それでも溺れる者と手を繋いでしまった

感情の爆発とどうしようもないぐらいに泣きたくなりそうな物語の結末が凄まじい。二人だけの世界という百合の究極を抑えながら、そこに愛情は書かれず、それでもどうしようもない感情が存在する。この地獄のような感情の衝突事故が殺伐百合の殺伐百合たる所以だろうか。