それでも暗い感情は残っていた、そして情も

情報社会と呼ばれ始めてから何年が経過したことでしょう。
世界には様々な情報が溢れ、本当に信じられるものというのは数少ないです。
情報の選択を間違えれば、深い落とし穴に落ちかねない今、
絶対的に信じられるものと言えば、27歳のホームレスと17歳女子高生の百合ですね。
物語は軽妙に、しかし心の奥底に泥濘とした暗闇を残しながら進んでいきます。
まんがタイムきらら的な要素と殺伐のバランスが非常に良いですよね。
そして約束された結末へと向かう時、幸せを祈らざるを得ませんでした。
それほどまでにキャラのことが好きになっていたのですね。
殺伐と百合のバランスが非常に良く取れている作品だと思います。