可愛い女の戯言として

チェーホフの『可愛い女』に出てくるオーレンカのように、自分の意見を持たない私だが、いつものように「なるほど」とうなずいてみる。
家族との喧嘩ではいつも口で負ける私なのであまり参考にしないでほしいのだが、口だけ達者な人ほどありもしないことを望み、「それを口にすると叶う」なんて思っている。と私は考えている。
よく勧善懲悪もののスカッとする系の動画で、口だけ星人というものはよく出てきて、相手を馬鹿にし、調子に乗ったところをいつも正義の味方に退治されてしまう。論破されてしまう。
例えば「俺は偉大な人間なんだ」と口ぶりで自己紹介したり、説教したりする上司。肩書きだけは立派だが、もしかしたらその地位は当時の上司に媚び諂って、口先で自分の成果としたもので得たものかもしれない。
そう考えると「口だけ達者」というのは使い方次第でそれなりの地位を得たり、信頼を得るのには役立つかもしれない。
これも私の思いつきなので、参考にはあまりしないでいただければ幸いです。