短編、短歌を中心に気ままに書く予定です。たぶん純文学です。たぶん。大半の作品が暗いものになると思います。意図的なものではありませんが、性分というものです。たま…
どこまでも醇乎たる少年の、一縷の望み。それは優しく綺麗だが、現実と両立するには余りにも酷なもの。……でも。そこまで残酷で苦しいのは、何故だろうか。清廉な彼の心のせい? あるいは彼を取り巻く現実の…続きを読む
図書館の暗がりの中で、少年と青年は出会った。青年は少年に、「金色の薔薇を知らないか」と問われたので、薔薇の図鑑で示した。少年は、この薔薇から自分が生まれたと信じていた。 青年は東洋医学を学んでい…続きを読む
黄金の薔薇を探し、流離う少年。彼に、過去の忘れ物を垣間見た青年。灰色の病棟。妄想。瀉血。心をねじむけられる。無垢な瞳。淡い皮膚。薔薇に託した、希い。二人の、優しい御伽譚。少年の…続きを読む
希を叶える黄金の薔薇。僕は土に還かえりたい。あの人の希いを受け入れる優しい花に、なりたいんだ。幻想的で、儚く、美しい。このセンスに酔いしれます。文体、見習いたいです。漢字のセンスなど…続きを読む
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