冒頭で全裸の凍死体が見つかる。よくあるが、だからこそ目を引く良い展開。そして尻には一升瓶が刺さっている。ん? 一升瓶? 全裸で尻に一升瓶を刺した姿が似合う女って何? 唯一無二の表現が踊る小説。
まずは読んでいただきたい。果たして、君は1行目に書いてあることの意味が一読で分かっただろうか?僕には分からず、二度見し、次に想像して、最後に噴いた。哀愁漂うリズミカルな一人称。突飛で思わず笑…続きを読む
あか、しろ、きいろ……綺麗に折りたたまれた紙風船。 それをゆっくり開いて、銀紙に口を付ける。 ふうっと息を吹き込んだら、いい感じに膨らんだ。 冒頭1行までに何が行われたのか、これはすなわち…続きを読む
死に立ての霊と化した女性と、なんか死神みたいな主人公がシュールな会話とそこはかとなく漂う百合感を織り交ぜる、ハートフルコメディ。アホとシリアスが9対1くらいで見事に調和しているというか、冒頭でケツに…続きを読む
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