遥かなる叙事詩の幕開け

一気読みしました。

星が3つしかつけられないのが惜しいぐらい大好きな物語になりました。最近流行りのライトノベルとは一線を画す、硬派な感じが良いですね。いまのところ、星が少なかったり、レビューがほとんどないのですが、広く読まれれば評価される作品と思います。

世界観の設定が凝っている(中世ヨーロッパがベースのようなので違和感は少ない)し、登場人物が多いのに、読み返さなくても頭に入ってきます。

田中芳樹さんのアルスラーン戦記みたいな感じですが、主人公(語り部としての役)が、人を超えた力を持たない、普通の兵士だというのが、またおもしろいです。ただ、そのせいでいろいろと苦労されているところもありそうですが。

途中で『あとがき』がそこかしこに見られます。本来の小説ではNGでしょうが、web媒体ではありかと思わせます。言い訳じみたことも書いてありますが、ニヤけながら読めてしまいます。

どれだけでも続きそうな予感がして、それもすごく楽しみですし、いったいどんなエンディングを迎えるのかも興味があります。

また更新が再開されるのを楽しみにしています。