一輪の花の終わりは同時に一人の人生の終わりを告げていた。お花を通じ見え隠れする二人の心情に胸を打たれ、だけどここには確かな愛があって……儚くて悲しくて切なくて……見る人の心へと突き刺さる……そんな素敵な作品です。
何度読んでも涙が出ます!松尾先生の表現力がとても素晴らしく、『花弁が散る』という一文だけで、主人公やヒロインそれぞれに対しての様々な想像力が働いてしまいます。お願いだからもう散らないで……。…続きを読む
例えばだれかを愛しいと思ったとき、たくさんの言葉を費やしてその人を称賛するという方法もある。シェイクスピアみたいに。あれはあれでよかった。いやむしろスタンダードである。なにせ大先生だから。だが…続きを読む
一輪の白い花と。彼女のいる白いベッド。白い花びらが一枚散るごとに。彼女の中に咲く花も少しずつ――〝僕〟の視点から彼女を見つめ、見届けるまでの。切なく、悲しく、温かなお話です。
花を嫌う?ほとんどの方は、お花好きだと思います。可憐で綺麗で、良い匂いだったり。一生懸命咲いてて癒されたり元気貰ったり。でも、あなたがこの作品の主人公だったら?お花を好きでいれます…続きを読む
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