第7話 ゆるっと他薦 その2(長編/カクヨムコン5応援特集)

 終盤も終盤なカクコン。今回はいずれも既存作ですが、どうにか読者選考突破してもらいたい長編4作です。



 ―順不同―


【湊波さん作】

☆プレアデスの鎖を解け(恋愛/ファンタジー)

 科学と魔術が共存する世界。街には懐古症候群――トロイメライという奇病が蔓延している。科学と魔術。懐古症候群。終末を刻む大時計。そして、タイトルでもある『プレアデス』の謎。

 どハマりしました。退廃的な灰色の世界に鮮やかな色を一滴落としたような世界観がとにかく魅力的で印象的。この『色』は、章によって、エピソードによって、赤だったり青だったり様々。言葉のセンスとかストーリー展開とかキャラとか、いちいちど真ん中なのです。アニメで見たい。

(連載中)

https://kakuyomu.jp/works/1177354054889627840


【ゆうすけさん作】

☆僕たちの帰り道(恋愛/青春)

 友達に戻った幼馴染の彼女。未練を引きずる主人公。期せずしてはじめることになった自転車通学。それまでバスで通りすぎるだけだったその道に見えてきたものは――。

 青春です。もうほんと、青春としかいえない……! 現役の学生さんも、遠く過ぎさってしまった大人のみなさんも、ぜひご覧ください。

(全21話/約105,000文字)

https://kakuyomu.jp/works/1177354054887228491


【水凪らせんさん作】

☆森の魔女、砂の少年を飼う(恋愛/魔女)

 ある日、深淵の森の魔女キイナは贄の少年トゥエを拾います。しかし魔女だからって人間を食べたりしません。こんなんもらっても困るんだけどー! ということで、しかたなくキイナはトゥエを『飼う』ことにしました。

 キイナがすさまじくかわいいです。超緊迫した場面でもね、ふにゃっとなります。あと、つたです蔦。蔦がかわいいんです。レビューやコメントでも大人気です、蔦。は? 蔦? と思ったらとりあえず読んでみましょう。笑いとシリアスとほのぼのと、絶妙なバランス感に多方面からゆっさゆさ心を揺さぶられます。

(全23話/約133,000文字)

https://kakuyomu.jp/works/1177354054891298766


☆箱庭の旅人 ~ただ一度、名を呼ぶための物語(異世界ファンタジー/旅)

 ――朝目覚めて誰もいなかったら、世界の端に行く。少女は心の中にある、たったひとつの約束をたよりに旅立ちます。空気を読まない不思議な扉に導かれる先々で少女を出迎える人々。彼らとの交流。あまりにとうとつに訪れる別れのとき。やがてたどりついた『世界の端』で少女が知った真実は――。

 約30万字ありますが大丈夫です。読んでるうちにそんなこと忘れます。文章読みやすいしキャラは魅力的だし。なんならもっと読んでいたかったくらい、ほんとうに素敵な物語。これを埋もれさせておくのはあまりにもったいない。まずは一章だけでも読んでみてください。人と人。心と心。大きくて小さい。小さくて大きい。心と世界と愛情のお話です。

(全50話/約300,000文字)

https://kakuyomu.jp/works/1177354054892543130



 ちなみに短編はごめんなさい。もうまとめている余裕がっ! ない……! というわけで、カクコン5特集はたぶんこれで最後になると思います。今までの応援特集はこちら。紹介時連載中だった長編も何作か完結しておりますよー。


【長編】

その1

https://kakuyomu.jp/works/1177354054888780109/episodes/1177354054892864337


【短編】

その1

https://kakuyomu.jp/works/1177354054888780109/episodes/1177354054893274921

その2

https://kakuyomu.jp/works/1177354054893420850/episodes/1177354054893501427



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