第8話 完結御礼『今日捨て』あとがき(ネタバレあり)
おかげさまで、まる9か月以上、KAC(カクヨム3周年記念選手権)から数えたら10か月以上つづいた連載が、1月31日をもって無事完結いたしました。
『今日に捨てていく』
(全45話+関連作リスト:約106,000文字)
https://kakuyomu.jp/works/1177354054888967236
ノリと勢いで連作化したKAC1~9をプロットに、ほぼ自転車操業で、ストックはいつもギリギリ、途中底をついて何度かおやすみをいただきつつも完走できたのは、ひとえにお読みくださったみなさまのおかげです。ほんとうにありがとうございます。
きのうから今日にかけてたくさんの☆やレビューをいただきまして、まさかの☆100超えです。長編で3桁いくとは思ってなかったので本気でびっくりしました。もっとも、カクコンまえに60近く入っていたので、選考的にはあれなんですが、そんなことはよいのです。
もともと『今日捨て』はコンテスト用に書いたものではなく、読者選考も特に目指していません。じゃあなんのための参加か――といえば、『読んでもらうため』だったわけです。
参加者はもれなく多忙になるだろうカクコン中に、無関係なものを読んでもらうのはなんとなく気がひける。だけど読んでもらいたい。それに、せっかくなら新しい読者さんとも出会いたい。なら参加してしまえーと、そんなノリでした。
おかげさまで、ハート乱舞してくださる方、サイレントで黙々と一気読みしてくださったのだろうと思われる(PV的に)方、新しく交流するようになった方等々、すでに参加目的は達成している――というか、現在進行形で日々達成しています。ほんとうにね。ありがたい(拝)
さて。この先がっつりネタバレしていますので、本編未読の方はご注意ください。
といっても特に語りたいことはない――正確には語りだしたら止まらない――ので、ひとつだけ。みなさまから反応いただくことが多かったネーミングについて。
これは何度かお話してるんですが、もともとは時間短縮、文字数削減のための苦肉の策でした。KACのお題発表から締め切りまで48時間。日々の生活のあいまに書いているわけで、こまぎれの時間をかきあつめてもせいぜい数時間。そして、1,200から4,000文字という文字数規定。
登場人物の性格や特徴をこまかく説明しなくてもわかるように。あと、毎回名づけで悩まなくていいように――と、名前を出す必要がある場合は、名が体をあらわしまくっているダジャレネーミングでいこうと最初にきめました。その時点ではまさか連作になるとは思ってませんでしたが。
で、長編化にあたり、地名などもダジャレで統一してます。もどか市とか
ただ、ひとりだけ、この法則からはずれている子がいます。エピローグで登場した
ちなみに、おなじくエピローグで登場した忍と紗菜子の息子、
それにしても、ですよ。以前雑記エッセイのほうにはすこし書いたことがあるんですが、わたしはもともとべた甘恋愛ものにアレルギーがあったのですよ。本は大量に読んできましたが、数年まえまでは恋愛ものは避けることが多く、少女マンガもほとんど読んできませんでした。それがこんな話を書くようになるとは。人生わからないものですね。笑
さて。
次は超すっぱい飴の先崎くんと山波さんのシリーズをどちらかの視点で書き直すか。それとも、カクヨム甲子園の文字数都合で真ん中をすっぽりカットしてしまった『背中あわせのふたり』を加筆改稿するか。あ、こちらは一次止まりでしたが、二次通過された方々おめでとうございます!(ここで?)
なんにせよ、書きたいものはいろいろあるんですが、今度はざっとでもラストまで書いてから公開したいと思います。……うん。思うんです。思うんですが、ね。公開してなかったらここでボツにしてたなぁーというポイントが『今日捨て』でも何か所かあったんですよね。……うぅん。悩みどころ(?)です。
ちなみに、本編は完結しましたが、クライマックスをすぎてダラダラ書いてもたるむだけだろうとすっとばした3年間とか、そこからさらにすっとばした7年間とか、あと忍の元カノ愛の結婚への道とか、なんかネタが浮かべばこちらもまた短編で書くかもしれません。あと子ども世代の話とかもね。
そんなこんなで。
連載開始当初からおつきあいくださった方、なんらかのご縁でお読みくださった方、カクコンきっかけで追いかけ追いついてくださった方、まさに今読んでくださってる方、これから読もうと思ってくださってる方。そしてエッセイやツイッターなどでご紹介くださった方。全方向に最大限の感謝を。
ほんとうにありがとうございました!
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