眠れる森の美女に祝福を授ける魔法使いのおはなし

国王夫妻にようやく王女がお生まれになりました。祝宴が催され、祝福を授けるために魔法使いが集められました。
招待された魔法使いは、全部で十二人。
新米魔法使いのルイゼは、十二番目の担当です。

ああ、それ、言おうと思ってたのにっ。

王女へ贈る「祝福」のネタが尽き、ついにルイゼの番がやってきてしまいました。
しかしその時、招待されていない、十三人目の魔法使いがやってきて「呪い」をかけたのです。

最後に残った魔法使い・ルイゼの運命やいかに。

これは、童話「眠れる森の美女」で順番が一番最後だった魔法使いの物語です。