息をのむような心理戦

SFでありながら、どことなく時代劇のように糸が張った緊張感を醸し出している作品だ。
将棋をテーマに、どういう風に展開するのか。
そう感じた私に、一つの「決闘」の在り方を叩きつけたのがこれだ。
見事、参った。
読み終えるとそういってしまうSFである。