狂おしいほどの好意の形

 ホラーの怖さと気持ち悪さを、ある種のヤンデレ概念から攻めてきている作品。
 お化けやゾンビものではなく怪人ものとして書かれていて、人間が一番怖いのだぞ、という意気込みを感じました。
 物理的な怖さと精神的な怖さの両方が書かれていますが、「人間の怖さ」として精神的な怖さにこそ重点を置いているのが上手いと思います。