あとがき


こんにちは。


愛してるが欲しいだけだった。の最期を迎えられたこと、幸せに感じています。


このあとがきでは、裏話や心情について綴ろうかと思っています。


(完結後に更新するのがセーフなのかわかりませんが……とりあえず、書かせてください。)


この作品を一番最初に書いた時はまだ高校1年年生で、前半はほぼ全て自分の体験をモチーフに書いてきました。

最初は上手く対比になればいいなと思いつきで書いた作品。

それぞれのキャラクターの心情を自分と重ねて描けるのはとても楽しかったです。


ただ、高校一年生の書く文章はかなり拙かったかと思います。そして今も……文章力がある方ではないので、かなり酷いと思います。

読みづらい中読んでくださった方、本当にありがとうございました。



各集の小話ですが、実話ベースの部分はしっかり語ろうかなと思っています。フィクションの部分は語る必要もなく、補完する必要もないかななんて考えています。

せっかくの完結ですので、ありのまま書いちゃいたい気分です。


まず、第1集の『オトナ』

初っ端から完全にフィクションですが、ソラマチープラネタリウムは当時中学三年生の時に自分が実際に味わったデートプランを採用しました。飲酒経験は無いので、イメージだけで書いています。かなり酷い作品だなと我ながら……w

消しちゃいたいくらいですが、勿体ないので残しておくことにしました。

うっすら記憶に残っているのは、オチが気に食わなかったこと…です。


第1集 『コドモ』の方は、脚色しつつも自分の中の別れた恋人との事をイメージしながら書きました。

設定が子供っぽいなと自分では思いますが、この頃はしっかり双方の視点を書くことができていて、幼い割にはしっかりしているなと自分で、思ってますw

特にわたあめの演出、我ながら最高だと思ってました。

振る方、振られる方、どちらとも過去に未練があったり、過去の相手を好いている。そしてその気持ちをお互い薄々気づいているのに、何もできずに当たる事しかできない彼氏、彼氏の裏の気持ちを読めずに応戦してしまう彼女。そんなコドモらしさ残る2人、というのがテーマでした、


第2集ですが、こちらは完全に自分の経験を描きました。もちろん脚色しているので、フィクション2割・事実8割です。

高校一年生にしてかなり苦い恋愛をしました。当時どうしようもない失恋の苦しみを、この小説に脚色して書くことで消化していました。

愛してるが欲しいだけだった。というタイトルは、私がそんな恋人を振った時に心から思った言葉でした。


レンタルビデオ屋さんのこと、

一緒に映画を見て笑いあったこと、

耐えられなかったハラスメント。

それでも、別れたあとに思い出すのは「楽しかった思い出」ばかりで、未来に幸せな思い出を残してくれるような恋愛でした。



第3集はフィクションです。ただ、ベースになった人物は現実にいて、私の心の奥底に隠れている醜い感情を表に出して書いた作品です。それまでの章とは一風変わった、現実味のないお話でした。書いていてすごく新鮮でした。


第4集は、運命の人と「ずっと」という言葉を交わす自分への疑問と不安から殴り書きしました。とにかくあの頃の自分は「ずっと」を疑い、苦しみ、そして発散するために書く。それを繰り返していました。

しかし、との「ずっと」への問いですから、最終集では結ばれます。


第5集 対義。こちらは自分の記憶から消え落ちてました……。読み返して思い出したのですが、これは当時の自分の心境と状況を6割採用して描いています。しっかし、読み返すと何が何だかわからない関係ですね。

当時の私は破局した恋人と、破局したはずなのにダラダラと過ごしていました。そんな曖昧で、明確で、明瞭な関係――でも、感情論では曖昧な関係。そんな関係を、自分と同じ状況を、描きたかったのだと思います。


もうお気づきの方は多いかと思いますが、最終集は私の恋愛経験をそのまま書いたノンフィクションです。最初の運命の人の噂のくだりも全て本当、事実です。


第6集は忙しい時期のスキマ時間に書いていたので、思い返すのも嫌なくらい酷かったなぁと思っています。もっとキャラを奥深くまで掘り下げてたら、もうちょっと実ったかなぁ。

とはいえ、3の続きですので、ドロドロさは変わりません。3→6から更にその先の、私の中の結末を……いつか、新作として書けたらいいなぁって思っています。


そして7.8.9.10。

これらは完全にフィクションでした。セカイをめぐるストーリーですね。

書いてた時のことど忘れしちゃったので、書けることはありませんが……。

一番最初の、本物セカイと周囲の関係は深く書けばよかったなとか思います。

(というのも、ほとんどここら辺は読み返していないので、記憶辿っています)


最終集ついても、深い描写を書けなかったこと、すごく後悔しています。

お気づきの方は多いと思いますが、最終集は自分の恋愛を大まかにまとめました。フィクションももちろん入っていますが、基本ノンフィクションです。運命というテーマでしたが、私は運命の人のことを昔から意識していたり、運命の人が2人いるという話を信じ込んでいました。結局、運命だと思った人と別れ、そして本当の運命の人と結ばれる。恋愛の全てを教えてくれた1人目、そしてその上で一緒にいたいと思える相手。それをイメージしてかきました。


事実メインの章を読んだ後にまた最終章を見ると、もしかしたら「あ!!この人……!」ってなることがあると思います。

駄文ですが、暇な時間でも見返してみてください。


これからもゆるく執筆していこうかと思います。何卒よろしくお願い致します。

最後まで、ありがとうございました!

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愛してるが欲しいだけだった。 ミマル @mimaru0408

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