勇者は兵隊だった。魔物討伐は戦争だった。戦いは戦いであり、恐怖は恐怖でしかなく、そのなかでも戦わなければならないものたちと、現実を知らず勇者に助けをもとめるだけのひとびと―ーあなたは無残な現実に直…続きを読む
なんてものを書いちまったんだ!!でもそうか、そうだよな! そうなるんだよな!倫理観、道徳感、勇者像、あらゆる概念が吹き飛ぶ荒廃ファンタジー。ファンタジー作品で勇者が魔王を倒すそのカタルシス…続きを読む
助けを求める『弱い』者たちは平穏な時に勇者を思い出すだろうか。作中で問われたそれに、頭をガーンと打たれた心地になった。まさにそう、彼女もそう。自分の手でやれと迫られ、結末彼女の手には何が残っ…続きを読む
異世界? いやこれはそんな生温い話ではない。壮大なファンタジーの裏側、当然あるだろうその戦いの暗部にスポットライトをあてる作者の真骨頂がこの物語である。と、こう書くとなにやら難しい話なのではと思…続きを読む
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