後悔しかない人生だった。不登校になり、大学受験を失敗し、浪人中だというのにゲームで遊んでばかり。そんな人生に何の価値がある?主人公は自身の人生を終わらせるため、ひたすら高層ビルの階段をのぼる。激しく息切れする合間に、思い返すこれまでの挫折の数々。まるで走馬灯のように明滅して、彼は自分の死を強く望みながらさらに上階を目指して行く。けれど。辿りついた屋上で彼が見たものは……。そして、見出した結論とは……。どんな言葉よりも、その世界の姿には彼の心を揺さぶる力があった。どうぞ最後を楽しみに、読んでみてください!
俺なんて死んだ方がいいかも。そう思い主人公はビルの階段を登る。階段を登る度に、はあはあと息切れが増えていく臨場感。思い出される人生。ビルの階段を上り切った後の主人公の想いをぜひみてください。
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