第1話への応援コメント
ついに天音さんの恋愛もの以外の作品が読めたという思いです。
主人公の心理は、やはり天音さんだから書けたと思います。ちゃんと筋も通っていて、リアリティもあると思います。
ただ、私だけかもしれませんが、主人公は自殺しないだろうと読みながら思ってました。でもね、それはいいんです。私は太陽が沈もうとしている(夕日)は、ちょっといただけない。これはありふれた印象を覚えます(俺、天音さんに厳しすぎるかな?)。もっと、違う形にして欲しかった。
でも、最後の「そして上ってきた階段を降りることにした」
これはいいと思います。同じ、自殺をやめた、という結末でも、この表現のしかたは凡庸ではないと思うのですが。
私は恋愛ものも好きですが、ぜひとも天音さんの別の作品が読んでみたいです。
他の所に発表した作品でもいいですから、こちらに引っ越ししてくださるわけにはいかないでしょうか?
作者からの返信
レネさん
お読み頂きありがとうございます。
えっと、この拙作に関しては私は直すつもりがありません。
夕陽は私の中ではピッタリなのです。
たぶん誰もが夕陽を美しいと思ったことがあるでしょう。でも、彼はそんなことさえ思ったことがなかった。ただ、今回彼は自分がこれまでしてこなかった無駄な苦労というものを階段を上るということでするわけです。この境地はたぶん山登り後の頂上の風景に似たものがあると思います。気にも留めてなかった夕陽。苦労して上った高いビルから見えた夕陽はどれほど素晴らしいものだったでしょう。彼はきっとこの日の夕陽を忘れません。そして、夕陽は日常の象徴でもあるのです。彼はこの後日常に戻って行きますが、苦しくて悔しい想いをするたび、夕陽を見て、この日の夕陽を思い出すでしょう。それでまた歩き出すんです。なので私は夕陽は役不足ではないと思っています。
ごめんなさいね。
恋愛以外はほとんど書いてないので、数作しかありませんが、この拙作はたぶんその中でも異質かなと思います。恋愛じゃないものも私の書くものは子供が読んだ方がいいようなものばかりです。それでもよければ少しずつカクヨムにも移します。
いつも正直に感想を述べてくださりありがとうございます。とてもありがたいです。
第1話への応援コメント
むかし読んだ、吉川英治の「宮本武蔵」のワンシーンを思い出しました。
武蔵が挫折し、かつ足を怪我してしまったのにもかかわらず、深夜、ただただ無性に高い山を登っていくシーンです。
次第に怪我も気にならなくなり、いつの間にか登頂し、ちょうど朝日が昇ってきて、それを見た武蔵が、また剣の高みを目指そう、と誓って終わるのです。
感銘いたしました。
作者からの返信
四谷軒さん
おいでいただき、コメントまでありがとうございます!とても嬉しく思います。
吉川英治の「宮本武蔵」は残念ながら読んでいないのですが、そのようなシーンがあるのですね。
いや、吉川英治のワンシーンと比べるとなんとも拙かったことでしょう。お恥ずかしい。
本当に打ちひしがれた時に見る自然の美しさは心に響くものだと思いながら書きました。
でも、感銘いたしましたと言っていただき、とても励みになります。
本当にありがとうございました!