無口で、感情の読めない少女が、ある日突然ヒーローになり、世界を救うお話。でも、主人公だけは知っていた。ヒーローとなり、誰からも祝福される彼女に待ち受けている、悲しい宿命を……最後に放たれた少女…続きを読む
地球を救うため、犠牲になった高橋さん。犠牲とは未来を捨てることで、目的を果たすことである。その覚悟を持つことの難しさと葛藤が伝わる作品だった。
世界を救う英雄になった誰かの話、英雄に憧れた誰かの話、英雄に助けられた誰かの話。そうした輝かしい英雄譚が溢れるなかで、この小説は非常に異質です。物語は空に割れ目ができ、世界が終焉にむかうところか…続きを読む
たった十五歳の少女に課された、あまりに重すぎる使命。そばでただひとりその意味を知っている、平凡な少年。少年の視点で描かれる二人の物語は、ときになにげなく、ときに淡々と進みます。数少ないやりと…続きを読む
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