最後を読むと、また初めから読みたくなる甘く切ないストーリー

まさかの手紙での告白!?と古典的な場面かと思いきや、それは事務連絡のような名刺のような内容だった…。から始まる後輩との恋。

情景が目に浮かぶような背景文章、主人公利世の心が手にとるようにわかる感情的な文章。この物語にはそれがあります。
個人的には、さくらちゃんの初々しさが好きです。あと、ショッピングモールで手を繋いだら理由…!あーーってなりました。されてみたい…!

そして、「転」。そうきたかーってなりました。「結」の終わりもお見事としか言いようがありません。
その後どうなったのか、色々想像を掻き立てられる最後でした。
こういう物語を、求めてました。

「結」で読み終えてもよし、「結」を読んでまた最初から読むストーリーループを楽しむのもよし。そんな読み方ができるのもこの作品の魅力です。

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