概要
僕たちの青春は、過ぎ去ったピークなんかじゃない
「青春があるなら、青い夏もあるのかな」そんなとぼけた少年、羽田野が偶然出会ったのは、かつて美術部キャプテンを務めた難波さん。高校在学中はまるで接点のなかった彼女の落ち着いた魅力に引き込まれていくが、それは自分の中にある矛盾を引きずり出す行為に他ならなかった。千葉県の鋸山をモデルにした「八重歯山」登山を通して、高校卒業後のモラトリアムを描くボーイ・ミーツ・ガール短編。
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