君と僕の最後の記憶

任意で記憶を消去できる社会。自分にとって不都合な真実を忘れ去ることで、円滑な社会が訪れるかと思いきや、その穴は予想以上に大きく広がっていた。

記憶の断片に表れる少女の影を追い、少年は暗闇に手を伸ばす。