重なった記憶と忘れた思い出。呪われた世界を「桃太郎」は救えるのか。

高校生の桃田は不思議な夢を見ます。どことも知れぬ街を何かを探して走る、走る――そんな夢。
夏休みがあけて友達の拓海に再会し、なぎさという少女に出会い、そして偶然に知るのです。三人は「同じ夢を見ている」と。

そこからはじまるのはホラーミステリー、それでいて登場人物の会話にはくすりとさせられることもあり、ホラーが苦手な人でも楽しめるかと(一部流血があります)。
キャラが非常にそれぞれ立っていて、一人一人が印象に残ります。

何が本当で何が嘘なのか。登場人物たちは『桃太郎』に由来する名を持つけれど、その意味は何なのか。
推理しながら、時には登場人物の掛け合いに笑って、時にはホラー演出に怖がり、様々な魅力がぎゅっとつまった物語があなたを待っています。


ところで。あなたは<鬼影の呪い>を知っていますか?
知らないなら――これから彼らと一緒に、呪いを味わってみませんか?
17万文字と感じないほど読みやすいので、まずはページを開いてみて下さい。

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