科学の世界のファンタジー勇者
『あと、他の神が向こうに悪どい魔族送り込んで、ソイツら、人間に取り憑いてるから…気を付けてね。(by女神)』
「巽!」
「人避け結界なら張った。」
私も平凡な異世界ライフで魔王退治に手を貸してた。
人質防止策くらい気付いた時点で実行済み。
これくらい楽勝よ。
「何色ぉぉ!?」
私に向かって魔族が突撃する。
物理に弱い奴から叩く気ね。でも!
「そいや!」
「血ぃっ!」
爪を避けて投げ飛ばす!
「魔法なんて無くても、これ位は出来るの!!」
投げた先には遊佐君。
「いっけぇ!」
『破邪一刀』
遊佐君の剣が空中で隙だらけな魔族に当たり
「ギャアアア!!」
断末魔と共に殺気だけが消えた。
「その人、大丈夫そう?」
「あぁ、問題無さそうだ。
そこら辺に座らせて帰ろう。」
遊佐ヒーロと巽優子。
異世界で勇者と呼ばれていた二人は今、
二人は科学技術の世界で人知れず、魔法世界からの悪の使者を退治していた。
異世界勇者は現実世界で高校生始めました。 黒銘菓短編集59弾 黒銘菓(クロメイカ/kuromeika) @kuromeika
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