まぶたに浮かぶ夏の陽光

夏休み、銅メダルを海へ投げ捨てる海斗。
海中からそれを拾った陽子と出会い……。

失意に沈む主人公と、それを叱咤激励して立ち直らせるヒロイン陽子。
二人の会話がテンポ良く爽快で、やさぐれていた海斗の心が変わっていく様子が無理なく説得力がありました。

銅メダルというアイテムは、その人によって重くも軽くもなる不思議な価値観をもった代物なんだなぁと目の覚める思いでした。

少しの甘酸っぱい青春がちょうどよい塩梅で、最後もご都合主義でない感じがとても良かったです。

その他のおすすめレビュー

コノハナサクヤさんの他のおすすめレビュー626