正当派シリアスファンタジー、サスペンス要素入り!
- ★★ Very Good!!
まず、読みやすくて面白い!
この世界、領主には必ず領地運営を補佐する「幽霊」と言う守護者が存在ます。
そんな世界で、突然、父と兄を失い、領主となる事になってしまった貴族の次男セオドア君。
しかも、父と兄が亡くなったのは「国へ税金を治めに向かう途中の海の上」!
つまり、納めるはずだった「税金」も、海の藻屑と消えました。
このままでは「税金を納めていない領」として、取りつぶされてしまう可能性が!
当初は、その運命を受け入れられず逃げ出しますが、とあることをきっかけに領主としてやる気に。
守護幽霊であるリリアの力を借り、領地の運営、そして「再度きちんと税金を納める為」に東奔西走。
特産品である氷を販売したり、故人の資産を売り払ったり……なんとか金策に励みますが、焼け石に水。
そんな時、父と兄(と税金)を失ってしまったのは、嵐や事故ではなく、何者かの陰謀の可能性が急浮上!?
そこで、幽霊のリリアや仲間達と力を合わせ、その陰謀を暴こうと奮闘します!
果たして、セオドア君は、故郷「ユユラング」を救う事が出来るのか!?
どうぞ、ご堪能下さい!!