とある奇病にかかった女性の話である。彼女の脳内には枝が広がっているという。枝の先には蕾(つぼみ)があり、その蕾が花開くとき、彼女は死に至る。病気の進行を止める手段はただひとつ。『書き続ける』…続きを読む
お願い、もう少し、もう少しだけ。何度そう願ったことか。これは、先輩と後輩の、切ない恋の物語。きっと今まで何度も見たことある関係なのに、独特の魅力がある。それに私は名前をつけるんじゃ無くて、読む…続きを読む
筆力が違う。一目見た時にそう思った。 躍動感のある展開をしているわけではない。ジャンルは恋愛、燃えるような熱い展開も、危機一髪の状況でハラハラドキドキのスリルを味わう事もない。大きな山も深い谷…続きを読む
まず、筆者の技量が素晴らしい。読んでいて、その場所の情景が思い浮かぶのは、もちろんの事であるが、登場人物の心理描写も素晴らしい。生命尽きるその前に必死に執筆に取り組むその姿を多くの人にも読んで…続きを読む
もっと見る