概要
稀代のカリスマ率いる「おっぱい部」の命運やいかに
稀代のカリスマとして生を受けた矢野雄一郎。幼少期から思うままに人を動かしてきた彼だが、ある日、クラスメイトの一人が「おっぱいもみてえ」とひとりごちたことから、破滅の一途をたどることになる。
あとがき
https://kakuyomu.jp/users/Tomatsu_A_Tick/news/1177354054891348260
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おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!どたばたの果てに待ち受けるラスト。思わず胸が熱くなる
「おっぱい」タグの小説を巡回して読み漁るのが私の日課だが、中でも一際異彩を放っていたのがこの作品である。
大抵のおっぱい小説は脳死で「おっぱい!おっぱい!」と叫ぶ下品で醜悪なものが殆どだが(それもまた良し)、この『S県立さいたま高等学校封鎖事件』はそういった下劣な連中を少し離れた場所で観察し、その滑稽さやむさ苦しさをユーモアラスに仕立て上げている。正に稀代の傑作だ。
しかし、それだけでは終わらないのが今作の凄いところ。カリスマ溢れる主人公、雄一郎と愉快な仲間たち。全力で馬鹿をやる彼らの姿を見ていると、何故か胸が熱くなるのだ。こんな青春を送りたかった。戸松氏の才能に脱帽。