主人公と一緒にバックパッカーの旅を楽しめます

二十世紀終わり頃のお話なので、当時を懐かしく思いながら(恥ずかしながらミレニアムの頃には、すでに人間やってた年齢なので)、拝読させていただきました。
旅先で出会う個性的だったり訳ありだったりの人々との会話、その土地に住む友人たちとの再会、もちろん観光もあり、男子大学生の一人旅の気分を一緒に味わえます。危険な体験だったり、面白い体験だったり、切ない体験だったり。毎日毎日様々な体験をする主人公の、それを語るときの表現も楽しいです。
その国や町の歴史や当時の社会などの説明もあり、とても読み応えのある小説です。このままこのシリーズを読み進めていこうと思っています。

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