国宝に異変が……!!

次期国王になることが決まっている王子は隣国に表敬訪問に訪れるが……
歓迎してないんですよねー…、やんわり監禁状態にあってしまい、王には会えず、自国からは何やら不穏な知らせも舞い込んできて……

どうする、どうなるって割とピンチな状況なんですが。

美丈夫で天然たらしの王子と軽口を平気で叩く従者のコンビが軽快で重苦しい雰囲気の中でもさっぱりとした面白さがあります。さらに元気印の娘っ子も登場して、ちょっと小生意気な態度で物語に華を添えていき、バトルシーンもあって物語は佳境に……!!

半分ほど読んでこの日は止めようと思ってたんですが、続きが気になり過ぎて一気読みになりました。あっという間です。面白かった。設定や世界観、古文書の登場、と重厚でありながら、読み口は軽やかでハラハラしながら楽しみました。

王道の異世界ファンタジーが好きな方、おすすめです。
冒頭からスッと世界感に入り、そのまま異国情緒に頭の上まで浸りましょう。

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