すっぽんぽんに釣られたら、青春の輝きに心を浄化されました。

 私は、なんて邪な人間だったのでしょう。

 いや、だって、この作品のタイトル見れば、普通は「キャーッでムフフー♡」な展開に胸躍らせて、読み始めるじゃないですか?
 実際プロローグとか、最高のスタートじゃありませんか。

 しかし、すっぽんぽーんなお色気にまんまと釣られた私は、読み進めるにつれて、この物語に込められた青春の眩さに圧倒されてしまったのです。そのあまりの輝きに、全身をバーニングされてしまったのです。

 すっぽんぽんのイロモノ小説と魅せかけてその正体は、ドストレートに熱い、若き乙女たちの青春物語でした。
 まさにすっぽんぽんの皮を被った(?)、熱きアオハルエッセンスの結晶体でした。

「いやマジでアオハルで、熱血で、部活モノなんだってば。信じてよ!」という作者さまのあらすじコメントを、「何を言っておるか、ムフフ仙人めが!」と一笑に付してしまい、申し訳ありませんでした。マジでした。謹んでお詫び申し上げます。

 個性豊かな少女たちが異界のダンジョン攻略を目指して、笑い、泣き、葛藤し、努力し、時にひん剥かれ、時に乳繰り合う(?)、オンリーワンの青春がここにある!

 この物語を読んでいる内に、きっと彼女たちだけでなくあなたの邪な心も、純粋無垢なすっぽんぽんにされていること請け合いでしょう。

 ああ、そうか。すっぽんぽんダンジョンは、私たちの穢れた心を投影したものでもあったんだ……。
 少女たちよ……どうぞ遠慮なく私の邪心を攻略し、禊ぎ、浄化してくれたまえ。
 これを書いている時点では物語はまだまだ続くようだが、今後の展開も期待しているよ!

 ……でも、たまにはもっと、ムフフしてくれてええんやで?
(全然邪心が清められていない)
 
 

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